高松高校の創立記念はいつを基準?
高松高校は、1993年に100周年記念式典を行い、その後も10年毎に記念式典を行っています。その際「創立○○○周年は高中と県女のどちらを基準にしているの?」と聞かれることがあります。
そこで調べてみました。
創立の頃の年表は次のとおりです。
1891年(M24)10月 進徳女学校設立
1893年(M26)3月 香川県尋常中学校開校認可
1893年(M26)5月 香川県尋常中学校設立
1893年(M26)5月 進徳女学校を香川県高等女学校と改称
1894年(M27)5月 尋常中学校の創立記念式を行う
他方、創立記念式典は次のとおり開催されています。
1963年12月15日 創立70周年記念祭
1973年11月17日 創立80周年記念式
1983年11月5日 創立90周年記念式典
1993年11月27日 創立100周年記念式典
2003年9月6日 創立110周年記念
2013年9月7日 創立120周年記念
これをみると、創立記念は、香川県尋常中学校が設立された1893年を基準しているように思われます。
ただ、「高松高等学校100年史」において杉岡保之校長先生は「本校は、明治26年3月高松市五番丁の地に香川県尋常中学校として設立され、また、同年5月進徳女学校が香川県高等女学校と改称し、ここに100周年の記念すべき年を迎えました。」と述べられています。
したがって、「創立○○○周年」は高松中学校と高松高等女学校の両方を基準にしていると考えてよいのではないでしょうか。
なお、厳密に言うと、創立100周年は1994年になります(創立の翌年が創立1周年です。)。ところが、記念式典は1993年11月に行っていますから、100周年に少し足りません。ただ、99周年は過ぎているので、誤差の範囲といえるでしょう。