高松高等女学校校歌にいくつかある編曲

高松高女の校歌の楽譜には、次のとおり何種類かあります。


玉翠会110周年記念誌より


第31回総会プログラムより

「晩翠」第1号(大3.11.23発行)より

上の楽譜うち右のものは、「晩翠」第1号(大3.11.23発行)に掲載されていたものです。(なお、「晩翠」は明治33年に第1号が発刊されていますが、11号を発刊した後、大正3年に同窓会誌と校友会誌の合同誌として第1号から再発刊されています。)
高松高女の校歌は大正3年9月14日に制定されており、その直後に掲載されたものなので、おそらく原楽譜だと思います。

どの楽譜もメロディーは同じですが、音の強弱、スラーの有無などが違っています。
左の2つの楽譜は、歌いやすくするために編曲したのでしょう。ただ、原楽譜(右の楽譜)の方が、メゾピアノから、メゾフォルテ、フォルテと次第に強くなっている点で、他の楽譜に比べて分かりやすい構成のように思います。