「玉翠会」の意味

「玉翠会」という名称は、高松中学校校友会誌「玉藻」と高松高女の同窓会組織「晩翠会」から1字ずつ取ったものです。(「玉翠19号」)
その経緯からすると「玉翠」に意味はなさそうですが、よく検討すると立派な意味があります。

柿本人麻呂が「玉藻よし讃岐の国は国柄か見れども飽かぬ・・」と詠んでいる「玉藻」とは、藻の美称のことであり、「玉」は「美しい」を意味する接頭辞です。

また、「翠」は、カワセミの羽の色を指す言葉から転じて、深い緑色を意味しています。(ちなみに、「晩翠」とは、冬枯れの季節になっても、なお草木の葉が緑色であることや、その緑のことをいいます。)

そうすると、「玉翠」とは「美しい緑」ということであり、「玉翠会」とは「美しい緑の会」という意味になります。
今後、玉翠会のシンボルカラーが『緑』ということになればいいなと思います。また、このサイトでもなるべく緑色を使っていきたいと思います。

ちなみに、「翠玉」とひっくり返すと、エメラルドの和名になります。また、台北の故宮博物院にある「翠玉白菜」はヒスイを彫刻したものなので、中国では「翠玉」はヒスイを意味すると思われます。