3月は雛の節句。
美術愛好会会員の永野精子さん(27年卒)のご紹介で、またまた南平台の三木邸にお伺いしたのは、34年卒組の3人(鴨田、村上、和田)。
三木睦子夫人のご好意で、親子三代のお雛さまを見せていただきました。

ご実家の森家から来たという、1916年(大正5年)製作の雛人形には、明治の名残が感じられました。
お道具も少しずつ追加されたということで、素晴らしい七段飾りは、現在では見ることができない、いにしえの香りのする優雅なものでした。

ご息女・紀代子さん(現国会議員)の雛人形は、昭和16年のもの。
お孫さんの麻さんの人形は、故三木総理が自ら選ばれたものとのことでした。
大正、昭和の戦前、戦後と各時代を感じさせる、それぞれが美しさを持った雛たちでした。

桜もふくらみ始めたお庭を拝見しながら甘酒をごちそうになりました。

その後、三越で開催中の「須田克太展」の招待券をいただき、観に行きました。
これも面白い作品でした。
(H13.3.14)


大正5年製の優雅なお雛さまの前で


戦争中のものとは思えない、立派な雛飾り


故三木総理がお孫様に選ばれた、可愛いお雛さま