しかし発足当初は美術の分野は幅が広いため活動の方向性をなかなか定める事ができず、しばらくは会合の後、銀座の画廊案内や都内の美術館見学を行っていました。
そのような中、久保氏からの「中村さんの絵画コレクションは個人としては世界で十指に入るものだ」という話から中村コレクション鑑賞の要望が高まり、平成10年4月11目に中村邸にて第一回の美術愛好会を開催する事になりました。
この時は総勢15名の参加となり、大成功となりました。
その後、会員の自家用車に分乗して近間の美術館(桐生市の大川美術館、長野の海野記念絵画館等)を日帰りで回るような活動をやっていましたが、運転の疲れや事故の懸念があり、途中から観光バスをチャーターするようになりました。
この観光バス内において会員相互のコミュニケーションが活発になり、遠出や一泊ツアーが常態となるほど親睦が深まり活動が本格化していきました。
また「東京玉翠会美術愛好会」という名称は少々長すぎるという意見もあり、2005年(平成17年)6月20目で一応ピリオドを打ち、新会名を「讃美会」(讃は讃岐の讃、美を讃えるという意味を込めた)とする事、会長も中村氏から長谷川汎氏(高高S29年卒)に交替。
この長谷川氏の卓越した写真技術及び夫人の勝子さん(高高S33年卒)の素晴らしいアシストもあり、今では会員54名の大所帯となるほど活動が発展しています。
昨年は7月に一泊二日で静岡県立美術館・芹沢鈍介美術館・登呂遺跡・沼津御用邸記念公園・沼津市若山牧水記念館・三島市立公園楽寿園を巡り、12月には日帰りツアーで池波正太郎太平記館(上田市)、梅野記念絵画館(東御市)における菅野圭介展覧会を仲間とともに鑑賞してきました。
入会ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
連絡先:長谷川汎(はせがわ ひろし)(S29卒)
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