少し秋の兆しが感じられ 第27回高高神田会東慶寺コンサートが待ちわびられる候になりましたが、皆様にはあいかわらず精神的にも満ち足りてお暮らしのことと慶賀に存じつつ、残暑のお見舞いを申し上げます。

 さて、昨年より恒例になりました神田でおくんち(重陽の節句)を祝う会が、今年も土壇場になって実施が決まりましたので、ご案内申し上げます。

 この重陽の節句を祝う会は、昨年の案内にも書かれておりますが、

 重陽の節句は、五節句の最後の節句で、平安時代に中国から伝来し、江戸時代には庶民間にも浸透して、非常に盛んに行われていた節句であり、

何故に重陽かと言えば、中国の陰陽説で奇数が陽で、9は最大の陽、9月9日は、その陽が重なっていることから重陽の節句なんて名前をつけてお祭りを始めたらしく、

そのようなことを考えたついた古来中国の方々や、これを取り入れてお祭りを行った我々の先人に敬意を払いつつ、我々現代日本人に欠如したもの、我々が忘れてしまったことについて反省をしつつ、

我々神田会としても、「9日(くんち)を祝う長崎のおくんち」に対抗した「神田会のおくんち」をしようということであります。


 重陽の節句は菊の節句とも呼ばれていますので、「聞くの節句」として、参加者は人の話を聞くという会合にもなります。


 今回は、初心に帰って、久保先輩の「健康と筆跡」という話を聞きます。


 この講演は、久保先輩が高額の講演料を受領した場合にのみ行われる講演でありますが、高高の後輩には無料で、しかも本人は神田会の会費を払って参加した上で、講演をやって戴けるということで、神田会冥利につきるものであります(というか、神田会というのは、ほんまに恐ろしいというかエライ会であります)。

 しかも、静かに講演を聞くというのではなく、いつものように、食事をしながら酒をのみながら聞きつつ、いつでもー食事が口に入っている時でもー質問できるという会合となります。


 参加者は、併せて、自習活動として、「口車(くちぐるま)の研究」をします。

 久保先輩の話は、ともかく面白く且つ説得力があります。

 過日の玉翠会の総会でも、高高の溝淵校長先生が、久保先輩から神田会の話を聞いて、もし高高の先生の東京出張と偶然にでも日程が一致すれば、是非、神田会とやらに参加させて先生方に研修させたいと思われたようで、今後の神田会の案内文を溝淵校長先生にもお送りするということになったようです(従いまして、このいい加減な案内文も校長先生の目にとまる破目になります)。


 「神田おくんち」実行委員会としては、どうして、久保先輩の話は、このように人を引き込むことができるか、本当に不思議でしょうがありません。

 そこで、今回は、まず、久保先輩の講演を聞いて、どういう具合に話せば、あのような立派な口車になるのかを皆で自主研究します(久保先輩の口車は、我々の口車が中古のミニバンとすれば、フェラーリのような口車ですよね)。


 久保先輩の話でいつも感心するのは、あの説得力です。

 例えば、キリンの話。

 キリンはあれだけ心臓から離れた高いところの頭脳の血を送っている。⇒キリンは、極めて優秀な心臓を持っている⇒キリンは草食動物である⇒従って、人間も野菜を食っていれば、頑丈な心臓をもつことができる。

 というようなことを力強く「そうだろう」と言われますと、ついつい、なんとなくそうかな、と説得されるのです。


 今回の講演も、このような論理的なような論理的でないような、しかし、なんとなくそうかな、と納得させられる技術が散りばめられることでしょう。


 今回の参加者は、久保先輩の講演の本来の内容である「筆跡と健康」という内容に感心するもの一つですし(この「筆跡学」自体は、27年卒の日本で筆跡学の父とも言うべき森岡先輩の研究成果に基づくものでありますので、久保先輩がしゃべったから内容が疑わしい、というものでは決してありませんので、誤解のないようにお願いします)、
久保先輩の話し方、質問に対する対応の仕方などを研究して、自らの口車の技にすべく努力するのも一つです。


 また、時間があれば、「3つの理由」というトレーニングも行います。

 これは、何か話をするときに、「それには3つの理由があります」と言って、話をすると、何か、非常にもっともらしく感じるもので、そのように話せるようになるためのトレーニングです。

 誰かから何か質問をされた場合に、直ちに、まず、「それには3つの理由があるんや」と回答をし、その後、引き続き反射的に、「3つの理由」を回答していくトレーニングです。

 これはTHREE REASON TRAININGと言われて、頭脳トレーニングとして、最近注目されているものです。


 また、10月9日(月曜日・休日)夕刻(4時30分入場、5時開演)東慶寺で行われます第27回高高神田会「東慶寺・秋のコンサート」の打合せも行います。

 今秋のコンサートは、藤原清登・白川真理の黄金コンビに、今年から参加の平成4年卒の小濱明人さん(尺八奏者)が加わり、虚無僧姿で下手から登場なんてことが計画されています。

 東慶寺に尺八というのも 秋の東慶寺コンサートにふさわしく、今年もまた非常に楽しみです。


 こんなことで、いつもの賑やかな神田会が、次のように開催されますので、皆様ご参加戴きますよう、ご案内申し上げます。 (前置きが長かったが、ようやく、案内にたどりついた)。

        第26回高高神田会

 開催日時:2006年9月8日(金曜日)午後6時34分頃

 場  所: あらた野(神田淡路町店)

千代田区神田淡路町2-4-6 F&Fロイヤルビル1階、地下1階 (会場は地下1階大広間)

   Tel 03-3253-3939


 「あらた野」と言ってますが、皆様ご承知の昔の「神田 ふじ川」です。
  神田淡路町の交差点(A3出口)から、歩いて1分です
(1分以上かかるときは道を間違えています)。
交差点の角のスターバックスの右隣のスーツ屋さん(元富士銀行)の右隣のリソナ銀行(スタバーから東に30M)の丁度真裏(まうら)に位置します。


 今回出席戴いた方は、秋の東慶寺コンサートの入場資格が優先的に与えられます。

 今年の東慶寺コンサートは、まだ案内していないにも拘わらず、早くも方々から問い合わせ殺到で、容量オーバーが予想されるため、入場者をどのような方式できめるのか、現在東慶寺コンサート実行委員会で真剣に討議されておりますが、今回の神田会の出席者には、優先的に参加できることは既に決定しております。


ともかく、こんな第26回高高神田会ですが、
久保先輩の楽しい話を聞こうかいね、という方も
久しぶりに讃岐弁をしゃべりたいのぉという方も
自らの口車の技を鍛えたいという方も
東慶寺には是非行きたいので参加資格を得たいという方も
是非ともご参加下さい。

 いつものように、参加資格は、高中・高高の同窓生やその伴侶・親族・愛人或いはその候補者など、ともかく高中・高高関係者で、「重陽の節句なんて面白そうな会」と思ったその好奇心こそが、参加資格です。

 ここはひとつ神田に集合し、「きくの節句」を楽しく賑やかにやりましょう。

重陽の節句を祝う会 実行委員一同



P.S.
ところで、これで参加しようと考えました?
その方にお聞きします。

どうしてこんな会に参加しようと思ったのですか?
はい、それには3つの理由があります。
まず第一に・・・・・・・なんてトレーニングの予習もしておいて下さい。

ほいたら また 当日お会いしましょう


……………出欠の返信用紙(06.9.8 第26回神田会)………………………

ご面倒ながら、重陽の節句の会のご返事を戴ければ幸甚です。

fax送信 03-5296-7678 岡崎宛
okazaki@o2m-law.com

参加

参加人数
餅希望個数(これを書いても昨年同様、餅はでない)

欠席

卒業年度 氏名