野山の緑が一段と鮮やかになってきましたが、東京王翠会の皆様方にはお変わりなくご健勝のことと存じます。
また、この度の第22回総会開催おめでとうございます。

今年の岡山王翠会から「おたより」は、事務局長の入船健一氏の指名で私が担当することになりました。

入船氏御自身は、この1年間、王翠会のために積極的に活動され、例えば、昨年の第25回岡山王翠会総会の記念写真(写真1)を山陽新聞「ちまた」欄、読者のページに投稿掲載していただいたり、市立中学校でのシニアスクール入学体験記事を投稿されたり、社会活動をされるとともに、香川県人会とも連絡をとり、県人会の山下一盛会長(昭和30年卒、弁護士)を岡山王翠会の顧問にされ、団結力のある会にしています。

人事については、副会長の岡山大学医学部保健学科の太田武夫教授は、3月に退官され4月から郷里の高松市牟礼にある県立医療技術短期大学教授になられましたが、自宅が岡山ですので、そのまま副会長、もう一人の川崎医科大学産婦人科の河野一郎教授は引き続き副会長を担当し、事務局長補佐に香川県立中央病院皮膚科へ3月から転出した多田譲治先生(旧岡山市民病院皮膚科)が就任しました。

私は、大学の内科教授の時代から考えていた内科学の知識に基づく老化防止のコツ、痴呆防止のコツを「めざせ!いきいき100歳人・健康に長生きするために」(発行・山陽新聞社出版部、Te1.086-233-8439、Fax.086-233-8499)にまとめ、退官して2年目になる3月30日にやっと出版しました。

この本は、新聞やラジオ・テレビでの新刊紹介もあり、岡山地域では良く売れて、出版1ヶ月で3刷目に入り、出版後、毎週発表される週間ベストセラーランキングにも毎回高順位入りをはたしており、5月30日には岡山丸善書店でサイン会や秋にはシンフォニーホールで全国からマスコミ関係者を集める講演会の講師にも予定されています。医者をやりながらのことなので忙しく、うれしい悲鳴をあげています。
本については、東京地域では、同級生の藤本烈氏(昭和30年卒)が友人遂に宣伝してくれ、最近では「日経ヘルス」6月号の新刊紹介にも取り上げられ大変嬉しく思っています。

日本は世界一長寿の国だけれども、また世界一寝たきりや痴呆が6~9年間と多いので、少しでも、これを防止できたら良いな、とくに玉翠会員の方にはそうなっていただきたいという強い希望を持っています。
死ぬ直前まで生き生きと人生を楽しく過ごせることを目的とし、利害を越えた最も大切な人間関係の豊かなつながりの一つにこの玉翠会が役立てば良いなと日頃から考えています。

東京玉翠会の新企画による第22回総会が成功裡に行われることを期待し、併せて会員の方々の御健康と幸せを祈念いたします。

岡山玉翠会会長 辻 孝夫(昭和30年卒)