高松高校を昭和27年卒業。
慶応大学業後、大映に入社。
アメリカ大映総支配人を経て、作家活動に入る。
海外小説の翻訳を中心に、映画評論や競馬エッセイなどで活躍。
著者に、「ニューヨーク遊遊記」(実業之日本社)、「おれたち優勝請負人」(講談社)、「気分はグッドアメリカン」(講談社)などがある。
また、翻訳書では、「ジョーズ」(早川書房)、「タワーリングインフェルノ」(早川書房)、「愚者は死す」(早川書房)、「ONE(ワン)」(集英社)など、多数ある。
交友範囲も、映画関係者、作家、競馬関係者など幅広い。
座頭市シリーズが人気絶頂のころ、平尾さんが、アメリカに遊びに来た勝新太郎を競馬場に案内して、競馬を指南したことがあるそうである。

競馬予想はほとんどプロである。
今でも、年3,4回、アメリカ競馬旅行に出かけているが、旅行費用程度は稼いで帰ってくるそうである。
最近(H11.1)、「大穴・アメリカ流秘伝」(廣済堂出版)を出版して、そのノウハウを公開している。
「大穴・アメリカ流秘伝」より
アメリカ大映総支配人時代に、大映が倒産した。ABCテレビに再就職が決まったが、結局、日本に帰って仕事をすることにしたところ、帰国直前に、競馬で4000ドルの大穴を当てた。
当時、レートが1ドル300円くらいであったから、かなりの額になり、家族を連れて、カリブ海のバハマ諸島やマイアミを経由して、遊びながら帰り、海辺では、ジェームスボンドを真似て、「バカルディ。かき混ぜないで、シェークにしてくれ。」などとご機嫌で注文したそうである。
さんざん遊んで、ロスから明日は帰国という日に、競馬新聞を読んで急に気が変わり、予約をキャンセルして、競馬場に行き、再び大穴を的中。
さらに、快適な旅行を続けた。
それがきっかけとなったのか、その後も、年3,4回、アメリカ競馬旅行に出かける人生が20年以上続いているそうである。
映画のセリフは、スラングはあるし、微妙な言葉のニュアンスの問題もある。映画の翻訳は、それを短い日本語にしないといけないから、かなり難しく、誤訳も結構あるそうだ。
有名な映画翻訳家である戸田奈津子が、ある映画の中の重要なせりふで、映画のポイントがぼけてしまうような誤訳をしたそうである。
その映画を見た平尾さんが、戸田奈津子に、「戸田くん、あの訳はまずいよ。」と指摘し、その後で、その部分は、平尾さんが言った訳に訂正されたそうである。
(但し、これは又聞きなので、違っていれば、戸田さんごめんなさい。)
高高の卒業生でつくっている神田会では、会の余裕資金を平尾さんの予想する馬に賭けて、会の資金を増やして、ホテル・ニューオオタニで、豪華フランス料理を食べようという企画がある。
つまり、平尾さんは、神田会の競馬顧問なのである。