鈴木八朗(すすぎ はちろう)
高松高校 昭和30年卒
(2005年ご逝去)

プロフィール

高松市一番丁で育ち、二番丁小学校、紫雲中学、高松高校を卒業。
東京芸大でデザインを学び、電通に入社。
電通では、クリエイティブ・ディレクターとして、旧国鉄の「ディスカバージャパン」など、数々の印象に残る広告を手がけた。

1997年2月 電通退職。
1998年   長野オリンピックの開会式のポスター「ディスカバー・雪舟」を制作。
1997年6月 ノルウェーで展覧会を開催。
2005年12月 ご逝去
鈴木八朗さんのサイト

第15回東京玉翠会総会の表紙をデザイン

(第15回東京玉翠会総会プログラムより)

不思議な縁で、5月末に高松に帰った早朝、「玉藻城跡・良櫓(うしとらやぐら)」をスケッチし油絵にした一枚です。
染色体を幅1ミリに拡大したら、長さは四国から首都圏に達する。4色のビーズが組変わるだけで人の個性が伝わる。
私の父の名は遠浄(えんじょう)、母は玉依(たまい)、香川県高松市のライオン通りの興正寺別院。このあたりをかつて御坊さんの通りと言わせた名刹。子供は父の帯の結び目に立って背中の共鳴盤に張りついてナーモアビダンブンを聴いた。チーンの韻を含んで朝餉(あさげ)、子供は闇の好きな子に育った。
島全体を曼陀羅と、八十八カ所が散在する。仏の慈悲の充分の一にと我が名がある。過ぎすぎたもの。