鬨:  平成8年8月28日
場所: 江戸神田 淡路守屋敷跡 平成屋別亭

平成8年8月28日
神田の街に 夏の暑さが残り香のように感じられる夕闇の中 またも高高の物好きな仲間が集まったきた。
例によって「高高神田会」の集まりである。
今回で、はや3回目である。
今回も、実に盛り上がった ホンマに楽しい会やった。

前回の記録は会が終わって相当経った頃から書きはじめた。
その為に講演戴いた吉田先輩の話を忘れてしまい、先輩に触発されたサカナのことを勝手に色々書いていたら、えらい時間がかかった。
その為に、3回目の会合に前回の記録を配付できなかった。

そこで、今日は会合の2日後の土曜日。
早速書くことにした。
そして、今回は、2~3頁で纏めようと思っている。
それならば、今日中にでもできそうだ。

今日の話題は「インターネット」
講師は伊達くん。
会員中の一番の若手(昭和61年卒)である。
彼は、東京漁区水会
あれっ、東京玉水会でなくて、東京玉粋会でなくて・・ワープロがアホや
ワープロがアホやと進まないぞ。 玉と翠を別々に打つか コリャサッと
東京玉翠会のインターネット研究会の委員長である。
現在、東京玉翠会のホームページを主宰している。
本職は、大学で「脳」の研究をしている研究者である。

私は遅れた。
会場は既に賑やかである。
まるで宴会だ。
えっ、宴会でエーのか。

座敷には20名が向かい合って1列に座って呑んで、食って喋っている。
結構盛り上がっているようだ。
その中央付近には27年卒の久保先輩、工藤先輩、佐藤先輩が座っている。
大西先生(33年卒)がその隣でパイプを孵化している。

ー今日はワープロの銚子が酔いぞ。
パイプを孵化す、なんてのは中々文学的な表現だ。
久保先輩の傍で伊達君が、大きな声を張り上げている。
大きな声をださなければ、隣の久保先輩にも届かない程、周りが騒がしいのだ。

伊達君はノートパソコンで説明している。
このノートバソコンこそ、この間の東京玉翠会の会場で活躍した奴だ。
伊達君は、この玉翠会のインタネットの展示の為に、このノートパソコンを購入した。 40数万円である。シャープのメビウスである。
画面には、東京玉翠会のホームページがでている。

伊達君は、インターネット、ホームページ、Eメールの説明をしていく。
パソコンもゴウコンもリコンも似たようなものだ、インターネットなんてピンポンのネットの様なもんだろうと位にしか考えてない者の集まりの中で、伊達君だけが大声で必死に説明している。
伊達君の必死の説明に素直に静かに聞いているなんて殊勝な者はいない。
皆んな思いついたことは声にだす。
専門用語が分からなければ、直ちに聞く。
聞くは一時の恥 聞かぬは末代の恥、とばかりである。

効くは一時のはず、効かぬは自分のせい
キックはヴェルディのカズ。木カヌーは松材で維持。
なんて遊んでいると亦長くなる。
そうだ、こんな遊びは読む方がやれば良いのだ。
私がやろうとするから、記録がついつい長くなのだ。
さしずめ、今回始めて出席されたエイズ防止で忙しいフジラテックスの工藤先輩ならば イクは一時の悦び。行かぬは間違いのはず?
なんて遊んでくれるはずだ。
皆さんもしっかり遊んで、傑作を次回に公表して下さい。

途中の質問がでれば、真面目な伊達君、一々対応に汗している。

インターネットちゅうのは、インターナショナルのインターか?
と質問がでれば、伊達君だけでなく他の者が答えることもある。
そうや、という人もあれば違うという人もある。
別のところでは、懐かしいのお、安保の時を思い出すのぉ。インターの歌。
なんて盛り上がっている地方もある。

これで盛り上がっていたのは入江、佐々木の二人であった。
待てよ、よく考えれば、彼らは安保世代ではないのだ。
何だ、彼らは、単純に酔っぱらって盛り上がっていただけか。

そう言えば、当日の日本酒の注文は入江君が担当した。彼は、酒好きだ。
酒のメニューで幻の酒を見つけて、どうせ割勘だから、と高価な幻を注文し、これ又 酒好きの為に100名山がまだ踏破できない佐々木君と二人で話が弾む。
そうだ、今度からは、この二人は離しておかなければ。何てたって二人だけで他の全員分位呑みそうだ。

そうだ。
インターネットのインターがWHATや、という話だった。

INTERNETのINTERは勿論、間・相互という意味の言葉。
ここで、どの位INTER・・・・と言うINTERが付く単語があるか、手元のコンパクトな英和辞典をみてみた。
どの位あると思いますか。
問題 以下の中から正しいと思うものに○をしなさい。
1. 1頁以下
2.約2ページ
3.約3ページ
4.約4ページ
5.約5ページ

ヒント この辞典にはINTERNETは載っていない。
辞典は高校生、大学生用で、表紙も破れ最初から85頁程は破れてなくなってい る程のボロボロである。

では、ここで正解。なんて訳にはいかない。正解は教えない。
人生はまるで中学の教育のように、はい正解、なんて具合にはいかないのだ。
日本の教育で一番欠けているのは、教育の本質が教えないことにあるということを忘れているのだ。
何でもかでも正解があり、それをおうむ返しにように教えるのが教育なんてアホなことを前提に教育しているから、アホが一杯生まれて、オウムなんてのが生まれるのだ。

こう言うときは、直ちに、自分で調べてみる。
それでこそ、高高玉翠会である。

しかし、結構あるもんやなぁ。
日本語として使われているのも結構ある。
インタラクティブ、インターカレッジ、インターセプト、インターチェンジャブル、
インターコンティネンタル、インターフェア、インテリア、インターン、
インターラプ ト、インタバル、インタビュー

そうや。
こんなことをしていると、また記録が書けないぞ。
今日は、自宅で仕事をして、一応それを終えてから、これに向かっているのだが、もう外は真っ暗だ。
そろそろ晩飯だ。
私は、明日は忙しいから、今日中にやるぞ。

そうだ。神田会だ。
伊達君が説明しているのに、質問なんかする奴がいるから、私がこんなことを書いているのだ。 誰だ。こんな質問をしたのは?
思い出した。
この質問をしたのは佐藤先輩である。

佐藤先輩は、今日も我々に土産を用意してくれた。
前回は昆布だし醤油を全員にミヤゲとして戴いた。
今回はテレフオンカードを用意してくれた(ここで、それを見ようと思ったが、事務所に置いてきているので、どんなものか分からない)。
本当に有り難い。
本当に癖になりそう。

こうやって、毎回、先輩を煩わせるのは、本当は、私としては申し訳ないと心から思っている。ほんまに。
このように毎回何かをみやげで戴くのは、私としてはホンマに心苦しくて、不本意で、ではあるが、いやはや、折角のご好意であるので有り難く頂戴する。
私が、このように書くと先輩は、また次回も用意シナケレバと、気遣いをされるのでないかと心配している。
(と書きながら、なにか期待している私自身を発見して驚いている次第である)。
もはや、癖になりそう、という程度でなく中毒になりかかっている。

これでは、佐藤先輩が、持参するものがなくなったら欠席されるのでないかと心配していたら、さすが27年卒の仲間である工藤先輩が、次回は工藤先輩の会社のラテックスを持参してくれることになった。
私もヒト安心である。でも、その次が心配である。

そうだ、中毒の話ではないのだ。
もうバンメシの時間だ。女房がメシにするかと言っている。
私が英和辞典を見ながら、これを書いているので、女房は私が仕事をしていると思っていたらしいが、玉翠会の記録と聞いて呆れている。

私も呆れている。
よく、こんな記録を、ここまで読んでるよね。貴兄等は。
そうだ結論を急ごう。

わが奥さんは、仕事でないと分かったら、のたまわく。
「いつまでも遊んでいたらゴハンが食べられませんよ」

こりゃマズイ。
すぐ行かなくては。

  本当は、
今回始めて出席した美人の熊本県民テレビの長尾さん、
子供のような純真さをもつと言うと、大人よと答える田中さん、
川崎のお通夜から駆けつけてくれた池田さん
のことを書かねばならないのだが。

男性でも初参加がいたが、いつものように男の名前は覚えていない。
三井海上を代表したのは、風格のある堀本君の弟のような某君(ゴメン、今度名前を覚えて、今度の記録にはキチンと書くから次回も出席してや。そうだ、三井海上は、この会場のすぐ近所だし、神田で一番高い建物だし、高高の同窓生も多い。
その内の一人は、今度ニューヨークのコロンビア大学に留学で欠席で、一人は転勤だとのこと。
残念。でも、来年は、あの早稲田の駅伝のヒーローの藤井君が入社するそうである。来年からは、彼も仲間に入れてやろう。私は先輩なのだから、藤井君などは私の言うことは聞く筈だ。
そうだ。私は今度藤井君に、伴走させてマラソンに挑戦するか(俺だって100メートルか150メートル位なら走れるぞ。200メートルは無理にしてもだ)。

初参加のNTTの・・・名前がでて来ない、ゴメン。彼は、皆に5料金が高いと文句を言われていて可哀相。でも、これに懲りずに次回からも来てや。

「ゴハンよー」
の天の声が聞こえる。
「はーい。いま行きまーす」

ほんとうに、もう終わりにするのだ。
中途半端な記録だが、腹が減っては死んでしまう。腹に背は変えてしまうのだ。

そこで、結論だ。

会はいつものように、たいへんにぎやかでした。
私は、たいへん楽しかったです。
ほんとうに、この会はいつも楽しいです。
また、こんな会ができれば良いなあと思いました。
おわり。

追記
会計報告
今回は会計担当の岩崎君がきてなかったので、会計がくちゃぐちゃで、私だけでなく皆んな酔っぱらっているのだから、会計報告がキチンとできる訳はないが、ともかくやっておこう。

ところで、安心して下さい。これは、無事バンメシを食った後である。
テレビを見ながらゆっくり書いています。
テレビではコロンブスが大陸からトマト、ジャガイモを持ち帰った。ジャガイモも最初は痛風の薬として食べられた。
あの雑炊の「おじや」は、スペイン語の深鍋オジャから来ている、なんてやっている。

そうだ、会計報告だ。
前回は会の余裕金の2万5千円を久保先輩の競馬に賭けた。
しかし結果は8着であったそうだ。
そして、我々の夢は幻となった、ことは前回の報告書でも少し触れている通りである。

しかし、久保先輩は偉い。
その後、平尾先輩の予想で間違いないという中穴を聞いて、大枚千円を叩いて買った。すると見事に当たって、5万円近い金が入った。
そこで、この金で前回預かった2万5000円が無事返却された。

何ってたって、我会には大西先生だけでなく、47年卒の土居君も弁護士。この2万5千円で訴訟事件になるのでないかと心配していたが、ヨカッタ、よかった。

この2万5千円は、平尾先輩の予想の凄さに、みんな驚き、それを更に増やすことに衆議が一致した。
2.5万円が40倍になれば100万円だ。

ここで、佐々木君が言うには、今度の高高神田会は、ニューオオタニでやりましょう。豪華フランス料理で。
と言うことで、夢見る大人の集まりが終わったのであります。

おまけ

実は、本日の講師を勤めた伊達君は、10月からアメリカのロードアイランド州のブラウン大学に留学する。
脳の研究に行く。

伊達君がブラウン大学という脳の研究の第一線の大学に入学できるのは、彼の経歴にChairman of the Committee on Takako-gyokusuikai Internet(東京玉翠会のインターネット委員会の委員長)があったからだ。アメリカでタカコーギョクスイカイのインターネット委員会の委員長なんて経歴をアメリカ人が見ると、これは凄いと感じるはずである。

ともかく我々も大変嬉しい。
講演のお礼というのは、当神田会にはないが、今回は伊達君のアメリカ留学の奏功会というか壮行会ということにして、餞別として当日集まった金の中から、気持ちだけの金額を贈呈して、元気で遊んで来ることを全員で祈った。
また、記念品も贈呈した。
(記念品の中身を知らない人は知りたいと思うが、記念品というのは気持ちの問題で あり、品物の中身ではない。よってここでは明記しない)。
ともかく、伊達君元気でやってこいよ。