酷暑の砌 皆様には ご機嫌ウルルンとお暮らしのことと慶賀に存じつつ、残暑のお見舞いをば 申し上げます。

 さて、2月に雑煮を食うたと思ったら、春の選抜大会、初夏の高高在学生の東京修学旅行、夏の玉翠会総会も終えて、夏の盛りから立秋となっております。

 まさに月日は百代の過客であります。


 ところで、わが神田会、11月には、秋の鎌倉東慶寺コンサートが井上さん、藤原さん、白川さんの好意とボランティアの下に、今年も予定されておりますが、その前に初秋の行事として、9月9日・重陽の節句の会をやることになりました 。

 重陽の節句は、五節句の最後の節句で、平安時代に中国から伝来し、江戸時代には庶民間にも浸透して、非常に盛んに行われていた節句であります。

 何故に重陽かと言えば、中国の陰陽説で奇数が陽で、9は最大の陽、9月9日は、その陽が重なっていることから重陽の節句なんて名前をつけてお祭りを始めたらしい 。

 なかなか、中国の人も面白いことを始めるもんや、と古来の中国の知恵に感心しつつ、またこれを取り入れてお祭りを行った我々のご先祖の方々にも敬意を払いつつ、我々現代日本人に欠如したもの、我々が忘れてしまったことについて反省をしつつ、我々も、この重陽の節句のお祭りをしようということであります。


 長崎の「おくんち」というのも、「9日(くんち)を祝う祭り」のようなので、我々も、「神田会のおくんち」をしようということであります。

 3月の桃の節句、5月の菖蒲の節句に並んで、9月は菊の節句でもありますので、当日は、菊酒などを飲む趣向はどうだろうかと、呑み助の入江幹事は考えているようであります 。
 入江幹事のことだから、きっと、菊政宗、清酒綾菊などの菊が銘名されている酒を持参されるのではないかと期待している向きもあるようでもあります。

 また、菊の節句でありますので、今回は、「聞くの節句」として、参加者は、人の話を聞くという会合にもなります。

 当夜は、参加者全員が、各人の近況と一緒に「一口知識」を発表します。それを、みんなが聞きながら、いつもの神田会、讃岐弁で、「今の話、よう分からんかったけど、もう一度言うていたー」、「それは、こういうこととチャうん?」、「そう言やあ、こんなん聞いたんやけど、それは関係ないんかいな?」てな具合で、讃岐弁が飛び交い、いつもの賑やかな会が進行して行くでしょう。


 そんなわけで、こんな、いつもの賑やかな神田会が、次のように開催されますので、皆様ご参加戴きますよう、ご案内申し上げます。

 開催日時:2005年9月9日(金曜日)午後6時34分頃

 場  所: あらた野(神田淡路町店)
千代田区神田淡路町2-4-6
F&Fロイヤルビル1階、地下1階 (会場は地下1階大広間)
Tel 03-3253-3939


 「あらた野」と言ってますが、皆様ご承知の昔の「神田 ふじ川」です。

 神田淡路町の交差点(A3出口)から、歩いて1分です(1分以上かかるときは道を間違えています)。

 交差点の角のスターバックスの右隣のスーツ屋さん(元富士銀行)の右隣のリソナ銀行(スタバーから東に30M)の丁度真裏(まうら)に位置します。

 今回は、各人が、「一口知識」を発表し、各参加者から、一口知識を聞くと、30人から30口もの知識が得られ、たちまち「博識の人」になって帰宅できます 。

 一口知識で、披露後に、「へぇーぇ」 (と多くの反応があった場合には、時間延長が認められ、2口目の知識披露ができるという特権が与えられ、さらに、その2口目も人気があれば、3口知識、4口知識と延々と披露できる具合になります。

 最も、反応のあった者には、「へぇーぇ大賞」として、菊酒がもう一杯ふるまわれるのみならず、今回の会合には、今年の総会幹事の小宮山さんが甲子園グッズの販売もすると思われるので、その中のグッズがヘェーェ大賞として会から与えられます。

 当日の一口知識としては、既に、久保(兄)先輩からは、「セクハラと訴えられないためのミニ知識『どんな筆跡の異性がセクハラを主張するか』」という一口知識が発表されます(筆跡診断士という専門家が、どんな本にも書いてないような、どこに行っても教えて貰えない知識が披露されます。

 これを聞いて帰るだけでも、重陽の節句に参加する価値があるというものです 。

 初参加の今年の動員パートの外丸香代さんからは、中高生の「家庭科」の授業内容が一口知識として発表されます (同級生の小宮山さんもアシスタントで参加して、多分、今年の幹事の特権として5口位のミニ知識が披露されるでしょう)。

家庭科という科目で何が教えられているのか、我々の時代とどう違うか、その変遷などを聞くだけでも、時代が感じられ、教養豊かになりそうです。

神崎さんからは、能における静と動の話が披露されます(因みに、神崎説によれば、能で醍醐味を感じるのは、演者の動きが止まった瞬間である、とのことです。西洋の舞踊の動きの美しさに対抗するのが、止まった瞬間の美、なんてのは、ほんまかいなという気もしないではありませんが、まあ、聞いてみましょう)。

 小山さんからは、最近のウィールスの高性能の具合が紹介され、マレーシャから中山さんが帰国すれば、マレーシャ女性のしぐさの面白さが紹介される予定です。

 飲んで演奏ができるフルート奏者真理ちゃんからは、当然、フルート界に革命を起こしている「古武道式演奏法」の話が聞けるでしょう(と期待していたが、ひょっとすると、この夜は演奏会があるかも知れないので、革命報告は聞けないかも)。

 そう言えば、藤原清登さんは、この日は演奏がないのとちゃう? もし、関東にいれば、当然参加で、日米ジャズの話をして貰えば、何口でも話して貰えそうです。

 雑煮の会に参加された高畑淳子さんに出席して貰えれば面白い話も聞けるのではないかと思ったが、当日は、京都南座に出演中のようです。

 著名と言えば、中村先輩からは、ひょっとすると、日本有数の中村コレクションからの一品を持参して戴き、日本美術史のミニ知識をご披露戴けるかも知れない。

 大西先輩も色々とお持ちのミニ知識をご披露戴けるはず(この間、香川先輩から聞いた、県庁所在地と県名の話は面白い けど、ここで書いたから、もうイカンやろか)。

 久保(弟)先輩だって、負けてはいない、カンツォーネ一声があるでしょう。

 土居さんなんかは、同じ弁護士が何人も参加するので、その弁護士も知らないような話で、少し受けるような一口知識というと何やろ、なんて、悩んでいるようですが、何たって、弁護士、なんとかミニ知識を披露してくれるはず。


 てな具合で、当日は、非常に興味深い話が次々と出てくるはずであります(というと、プレッシャーが過ぎて、誰も参加しなかったりして)。

 まあ、神田会、そんなに期待することもないけど、まあ期待しといても、そこそこの成果はあがるのが、高中・高高生のエエとこです。


 そういうことやから、何口も知識のある方も、一口位はあるという方も、一口というのは、何秒位の単位やなどと、一言も三言も多い方も、今から一口何を披露しようかと悩んでいる方も、一口と言っても立派なものはないぞという方も(実際には、自分の職業とか業界とか商品のことの専門知識の一端を披露するとか、最近読んだ本で感心したところを話せば、それだけで、他人には楽しい知識となります)、奮って参加下さい。

 何も高尚な一口でなくとも、「私はデベソです」、という一口知識だって、あなたのような美人であれば立派な一口知識となります 。

 何や、それやったら、何か発言したら一口知識か、という方がいるかも知れません。

 そのような方は、まさに神田会をほうけにするもので、しかし、神田会の本質を把握した人で、実は、神田会には、そんな人しか参加していないのであります。

 まあ、いざとなれば、まあ会費を一口(1000円)余計に払いますという一口知識なんて便法も考えられないではないし、実は、これが一番歓迎されたりもする。

 というようなことで、まあ一口知識なんて小さいことにとらわれずに、ともかく、高中・高高の同窓生やその伴侶・親族・愛人或いはその候補者などともかく高中・高高関係者で、「重陽の節句なんて面白そうな会」と思ったその好奇心こそが、参加資格です。

 ここはひとつ神田に集合し、「きくの節句」を楽しく賑やかにやりましょう。

重陽の節句を祝う会 実行委員一同


……………出欠の返信用紙(05.9.9 第23回神田会)…………………

ご面倒ながら、重陽の節句の会のご返事を戴ければ幸甚です。

fax送信 03-5296-7678 岡崎宛
                    okazaki@o2m-law.com

参加
参加人数

餅希望個数(これを書いても今回は餅はでない)

欠席

卒業年度 氏名

母校応援の段取りを検討する会