秋の名月には、静かに座って月を見ていたい。
できれば、それも古都のお寺かどこかで。
月見をしながら、できれば静かに音楽も流れているのを聞きながら、これまでの自分の人生などを考えてみたい。
そんな夢が、今年の秋に実現します。
10月20日。
まさに満月、中秋の名月の宵。
高高神田会、今年の秋は、いよいよ、風流の極みの企画で皆様方のご参加を期待して、第16回神田会のご案内を申し上げます。
日時・場所
開催日時:2002年10月20日(日曜日)
開場:午後4時30分
開演:午後5時00分
場 所: 鎌倉 東慶寺 (JR北鎌倉駅より徒歩2分)
鎌倉市山ノ内1367 Tel 0467-22-1663
出演
秋の名月(出演開始予定時間:午後4時45分)
藤原 清登 (ベ-ス・47年卒)
白川 真理(フルート・52年卒)
長谷川愛子( 箏・特別参加)
なお、当日は天候の関係で、名月さんが出演しない場合がありますが、他の出演者は、雨天でも出演し、本会は「古刹で秋の雨音を聞きながら音楽を楽しむ会」になります。
東慶寺は、皆様も鎌倉の名刹として何度か訪れたことがあると思います。
東慶寺の住職夫人の井上さんが45年卒の同窓ということで、特に、今回は神田会のために、住職から特に本堂での演奏会のお許しを戴きました。
東慶寺700余年の歴史の中で、西洋楽器が開闢以来始めて入るとのことであります。
そんな東慶寺で、お月見ができることになりました。
演奏は、皆様ご承知のとおり、ニューヨークで活躍の藤原清登さん(藤原さんは、クラッシックからジャズまでの広い分野で活躍中で、日本のジャズ・ベーシストの人気ランキングでは、ここ数年来、一位です)が、日本の他所での演奏旅行の途中やり繰り苦心して鎌倉にきてくれます。
更に、ドイツ・日本で活躍中の白川真理さん(フルーティスト)との共演です。
また、名月に名刹での演奏ということで、白川さんの友人の長谷川愛子さんが箏の演奏で特別に参加戴けます。
名月 鎌倉の名刹 静かなベースとフルートの箏の演奏
と言うことで、「今回の神田会は、偉いこっちゃな。今までのように、大いに呑んで大いに高松弁で騒げんのかいな」と心配される方もいると思いますが、実は、品よくするというのが当然の前提でありますが、何と言っても神田会のメンバー、法事程度の賑やかさであればお許し戴けるのではないかと、当日の予定を次のように考えております。
当日の予定
5時00分~6時時00分 コンサート
6時10分~8時00分 食事(いつものようで、ようでない神田会)
最後に数曲の余興演奏あり
8時00分~8時30分 お片づけ
食事は、参加者全員と演奏者全員が参加して戴くことを予定しております。
神田会正式メンバーでなくとも、高松弁を聞いたら頭が痛くなるというような変人の方はやむを得ませんが、まあ頭は少し痛くなるが辛抱できる方々は、是非ご参加下さい。
演奏会も、演奏家も仲間ですので、例によって、途中で質問をすることも可能だと思っています。
唯、いくら神田会といっても、演奏中には質問は許されません。が、曲と曲の間には、会場や雰囲気を盛り上げるための質問ならば歓迎されるはずであります。
一流のアーティストの演奏でありながら、そんな雰囲気で演奏や食事(御神酒付)を楽しめるのが神田会の演奏会であります。
今回の神田会、これまでになく上品ではありますが、終わってみれば「やはり神田会は楽しい」「ほんまに、ええ学校出て幸せやのぉ」という会合にしたいと思っております。
なお、神田会ですので、いつものように、神田会の正式会員もその家族(将来の家族や家族同然の者を含む)も、またいつものように皆さん方の友人も歓迎します(現在でも久保先輩夫人やお子さま、或いは鎌倉在住の27年卒の大林ご夫妻も出席の意思を表明されております)。
そういうことで、楽しい会合にしたいと思っております。皆様のご参加を楽しみにしております。
ほいたら、そのときに、またお会いしましょう。
第16回高高神田会実行委員 一同
P.S.
鎌倉・東慶寺散策のお勧め
当日は、受付30分~1時間位早めに東慶寺に来られてお寺や庭を散歩されるのは、如何でしょうか(受付がないので、拝観料(100円)が必要となりますが)。
東慶寺はご承知のとおり、北条時宗夫人(覚山尼)開創(1285年)の名刹。
季節柄、艶やかな春の花々とは異なる、リンドウ・ムラサキシキブ・姫つるそばや残菊などの静かな秋の花々や色づきはじめた晩秋の木々が、静かに迎えてくれます。
また、奥の墓苑には、近代の文学者(高見順、和辻哲朗、小林秀雄)や西田幾多郎等のお墓もありますし、宝蔵(300円)には、江戸時代の離縁状や、重要文化財の仏像や蒔絵などもあります。
或いは、昼過ぎからでも鎌倉駅方面から北鎌倉駅辺りを散歩をしながら、心静かに東慶寺を訪れ、コンサートを聞いて、月をみながら食事、団欒と、楽しくひとときを過ごす、というのも味のある秋の一日というようにも思います。