皆様、あけましておめでとうございます。

 都会生活をされている皆様、新暦によるお正月を堪能されましたか。

 新暦正月の雑煮は、讃岐雑煮だったでしょうか。

 さて、2002年、新暦による年はあけたが、どうも正月が釈然としないという仲間を中心に集まり、昔 故郷 で味わった

あの 白味噌・あんころ丸餅 の雑煮を食って、田舎弁で旧正月を祝うべく、第15回神田会のご案内を申し上げます。



 開催日時:2002年2月16日(土曜日)午後1時頃
(今回は正月やし、田舎時間もあるから、時間厳守なし)

 雑煮の食える時間:1:30~2:30頃

場  所: 渋谷警察署裏(渋谷駅前にある渋谷警察署の裏通り)
   さぬきうどん「高松」
     渋谷区渋谷3-7-7 Tel 03-3406-0865






 東京にでてきて数年から数十年、その間に

① 讃岐出身の配偶者或いは恋人を見つけ、

② その配偶者或いは恋人が、かの白味噌・あんころ丸餅雑煮を気に入り、

③ 料理人が白味噌とあんころ丸餅を手配して料理をする 

という、この3拍子の幸運に恵まれた方のみが、今年も、白味噌あんころ丸餅雑煮で正月を祝えたと思います。

 上記条件が一つでも欠けた者は(勿論2つ、3つ欠けた者は当然)、かの白味噌、あんころ丸餅雑煮の光栄に浴することは不可能であります。



 高高神田会は、このような郷土の雑煮で正月が祝えないという強度に恵まれない人を助けるために、NPO「白味噌・あんころ丸餅雑煮会」をスタートさせ、その活動として上記の会を開催するものであります。

 皆様方は、当然、そのボランティア組織の一員でありますので、この会に出席して、恵まれない人を救わなければなりません。また、自ら、恵まれない人の場合には、合わせて、神田会の仲間から救って貰えるということになります。

 今回の会場は、讃岐うどんで有名な渋谷の渋谷警察署裏の「高松」です。
 (渋谷警察は、渋谷駅の明治通りと六本木通りが交差する三角地角にあり、東横線のホーム側の明治通りに掛かる立体横断歩道橋を渡ると正面です。この立体歩道橋は、東横線ホームのすぐ傍で、高さも東横線と同じ位なので、東横線のホームと間違いそうな立体横断歩橋です。渋谷警察の建物の左横(六本木通り)を35m警察に沿って、建物の終わったところの最初の路地(警察署の裏の路地)に入り、回ると、店があります)。

 この「高松」は「サンバの会」をやった時に二次会をしたところで、これに出席した皆様は、あの「タンゴ」のご主人は、ご記憶でしょう。

 この「高松」のご主人は、高商出身で、奥さんは高高37年卒です。

 聞きますと、このご夫妻は、ずっと、正月は白味噌・あんころ丸餅雑煮で正月を祝ってきたということで、過日、この会のため、うどん屋さんなのに、白味噌・あんころ雑煮を作って貰うことにしました(まあ、我がNPOもお上は余り信用してないが、女将は全面的に信用するということです)。

 この関係で、貸し切りで、土曜日になり、正月の祝賀会なので、昼間になりました。

 よって、今回の神田会は、昼間に軽く白味噌・あんころ丸餅雑煮で正月を祝うという趣向になります。

 なお、雑煮は1時30分から2時30分頃にかけて次から次へと作られて、ウハウハ言いながら、食っていくという感じになろうかと考えております。


 皆様方の配偶者や恋人や知人友人の中には、「えっ、白味噌で雑煮?」「あんころ丸餅?」「うえー、白味噌にあんこ餅?」「なんだか甘そう」「ぜんざいみたい」なんて言っている輩がいるに違いありません。
 これが、ひどい輩になると「うえー、気持ち悪そう」とか「しつこそう」なんて言う。どうせ言うなら「うわー、むつごそう」くらい言うてみろ、と言いたくなります。


 こんな輩には、この雑煮を実際に食わせて、この雑煮こそが、本当は、

京の雅びな伝統を継承する、豪華絢爛たる、贅沢な雑煮

であるということを知らしめる必要があります。

 そうなのです、我々は、今日こそ、「白味噌・あんころ丸餅雑煮」こそが、日本の伝統文化を担うべき正統派の雑煮であることの布教活動をするために立ち上がるべきであります。そうです、不況時代だからこそ布教活動をしなければなりません。

 そこで、今回は、布教活動の一環として、そういう輩に雑煮を試食させる必要がありますので、今回の神田会には、

「雑煮だけを食ってから、すぐ渋谷で買物に行き、2~3時間後に、酔っぱらった配偶者を迎えに来る方々」(ここで急に「やから」から「かたがた」に豹変します)も是非とも出席して戴くことにします。


 その雑煮一杯と祝い酒一杯にのみ参加し、高松弁渦巻く会合は遠慮してショッピングをする方々(別に、その間ショッピングでなくとも、近隣の美術館見物でも、単なる散歩でも、4歩、5歩でも何歩でも―場合によってはナンパでもー良いのですが)、そのような雑煮試食のみ参加の方も歓迎します。そのような方々の会費は、雑煮の実費*とします。

 * 唯、この実費は、雑煮を試食された方が、食後に、
「おいしい、来年からはこんな雑煮にしょう」と発言した偉い方々は超特価割引にし、
「おいしい」とだけ言った方は、少し割引で、しかし、「まずい」とか「食えない」なんて、讃岐人侮蔑発言をした輩は、3倍額の報復的懲罰会費を申し受ける予定です。


 実は、ここだけの話ですが、いま季節的には、飯蛸に「いい」が入っており、出席者は、「いい」の入った「いいだこ」が食せます。また、ショッピング組で、讃岐雑煮がおいしいと発言したグルメの方々には、特別に、いいだこを食する権利が与えられます。


 今回の企画は、三木町の農家の娘であるタマチュウこと佐治さん(平成3年卒)が、実家に、特別にあんころ丸餅を手配し、更に三木町の金時人参、里芋、ダイコも手配しての企画実現であります。

 旧暦元旦は2月12日ですが、ともかく旧正月ということで、正月に相応しい会合にしようと、中山、小山髭コンビ企画実行正副委員長や、司会と雑煮史調査の神崎君や、祝酒担当の入江君、ビール専門家の佐藤さん、最近飲方担当に加わったフルーティスト白川さん、それに池上君、和田さん、小島さんという常識派から異色派までの企画委員や、広報担当の土居君等が、渋谷警察の屋上で凧上げをしようか、羽根つきや独楽まわし、いやパッチン(メンコ)はどうかなどと騒ぎ、植松・神崎・二見さんなどの教養派は百人一首をやろうとしており、そんな計画を永野先輩の指導の下に計画し、当日が楽しみです。


 更に、驚くことに、高島監督が、「東京玉翠会のドキュメンター映画」を作ろうと考えており(公開・放映未定)、ついでに、神田会も撮影しようかなんて言ってます。


 そういうことで、今回の会合に出席すれば、三木町の人参里芋ダイコ入りの白味噌・あんころ丸餅雑煮を食いながら旧正月が祝えて、いいの入った飯蛸が食えて、讃岐酒が呑め、讃岐弁もしゃべって、更に渋谷警察の凧上げは無理としても、渋谷警察裏の細道で羽根つきなどができて旧正月気分が味わえて、更にテレビ出演の可能性もあり、更に、運が良ければ、来年からは念願の讃岐雑煮が食えるような境遇に(ひょっとすれば)なるかも知れないという、またも豪華絢爛、質実剛健堅忍不撓屋島山頭旗樹のような会合で、讃岐人は、参加せずにはおられない会合となってしまいました。


 このようなことですから、いつも正月には白味噌・あんころ丸餅雑煮を食べさせて貰っていないという大先輩や先輩の方々は(今回の案内状には、先輩の奥様方等の出身地まで把握していないため、中村大先輩、大西先輩、三崎屋先輩などと具体的な名称をあげることができません)、あのあんころ丸餅雑煮が食いたいと参加されるでしょうし、今年の正月も讃岐雑煮は食ったと優越感に浸っている方々も、その優越感を更に実感されるために参加されるに違いありません。

 また、本当にイイが入っているイイ蛸を久しぶりに食いたいという方も、当然参加されるでしょう。

 また、「自分は長らく白味噌・あんころ雑煮を食ってない。自分だけならまだしも、子供にもまだ食わせたことがない。自分のせいで讃岐雑煮の伝統承継が止まるのは先祖に対して申し訳ない、せめて、この機会に子供達(や孫達)に、幻の『白味噌あんころ丸餅雑煮を食わせたい』という悲願」を抱いていた方は、悲願達成のためお子さま達と一緒に(早く子供を下校させて2時の雑煮に駆けつけ)参加されるでしょうし、また、昼間の渋谷ならば、たまには渋谷で買物や散歩がてら雑煮を食してみたいという配偶者の方も、ちらっと覗こうと寄られるでしょうし、中には、かの有名なアホな団体を見学しようかと軽く参加される方もおられるでしょう。


 今回は正月祝いですので、軽く年賀を述べて、雑煮を食して帰宅されても良いし、(ついでにイイ蛸も試食して、場合によっては、軽くうどんも食って、まあ酒も少しは付き合いや、いやあ一寸酔ったがまあ良いかなんて状況になるのも、まあ運命かも知れないと諦めても良いし)、ともかく、2時の雑煮に合わせて、そのどこか途中の段階で失礼しようという方も参加が可能です。

 勿論、入江、佐藤、白川の神田会の呑み方担当が清酒「綾菊」にオカメひょっとこ猪口をもって、座敷にデンと控えておりますので、腰を据えて飲み比べをしても結構ですし、いつものように、讃岐弁に堪能な通訳もたくさんいますので、遠慮なく標準語まじりの讃岐弁で大いに騒いで過ごせます。

 なお、今回は旧正月なので、これまでの「欠品不許参会」は止め、参加資格の制限は一切なく、久保兄弟先輩のあの上品さで当然大歓迎ということになります。


*この文章を見て、久保兄弟先輩とは面識がないが、一体どういう兄弟なんですかと聞く後輩がいたが、ともかく「神田会名物兄弟、一会の価値あり」と、推薦しておきました。


と言うことで、何だか案内時点でもうお屠蘇気分ですが、これを読まれた方も、神田会熱でお屠蘇気分になり、ほいたら旧正月を祝おうかという気分になって、渋谷に集合し、高松弁で讃岐雑煮で正月をやりましょう。


 なお、正月は寝正月に限るという方は、雑煮を食ってから、会場でゆっくりおやすみ下さい(あの大笑いの続く、やかましい会合の中で寝れる豪傑の方の場合はですが)。

 ともかく旧正月、渋谷で集まり、讃岐雑煮、讃岐いいだこ、讃岐酒を、讃岐弁で楽しみましょう。


 ほいたら、そのときに、またお会いしましょう。

* 標準讃岐語委員に讃岐の標準語は、「ほいたら」でなく「ほんだら」やと指摘されて、ほんまは何やという問題は、まだ決着がついてません。多分、今度の会合でも、つかないと推測されます。


・・・出欠の返信用紙(/2/16・15回神田会)・・・


                          ご面倒ながら、讃岐雑煮の会のご返事を戴ければ幸甚です。
(なお、mailで案内を受けた方は、そのmail発信者に返事戴いて結構です)。

 今回の回答用紙も、特別に讃岐雑煮アンケートをつけましたので、よろしくお願いします。
fax送信 03-5282-8617 岡崎宛
e-mail cxl02735@nifty.ne.jp *(最初のCXLは英語、後の02735は数値です)

                    (かっこ内の数字は出席可能性の率です)

□ 急用等がない限り出席します。(97.8%以上)

□  ほぼ間違いなく出席します(80%程度)

□  多分出席します(75%位)

□  出席できると思います(55%)

□  出席したいのですが、分かりません(40%)

□  出席できないと思いますが、ひょっとすると出席できるかもしれません(20%)
□  欠席です(1%)

□  その他

今回、一緒に参加される方の情報等

(雑煮試食のみ参加)

                                                                              (雑煮、いいだこ参加)

                                          (旧正月を祝う会参加)
                  卒  氏名 


白味噌あんころ丸餅雑煮の特別アンケート

あんたとこの正月の雑煮は「白味噌あんころ丸餅雑煮」ですか?①~③から選択下さい。

① そうや(その場合に、具は何が入ってますか)

② そのような、そうでないような(一体なんや)

③ ちやう(違う理由と今後の展望)

その他意見