しずけさや いわにしみいる セミの声
 と夏も盛りになりましたが、皆様も、縁側でビール片手に打ち水した朝顔を見ながら、一句捻っておられることと存じます。

 さてわが高高神田会、次回の催しは、ベルギービールの会です。

 今回は、ベルギービール広報センターの佐藤ひとみさん(51年卒)が、ベルギービールをどーんと持参で、ビールのうんちくを傾け、ベルギー文化の面白さを語ります。

 参加者は、勿論、いつもの通り、講師の話をそっちのけで、ビールを飲んで騒ぐし、ビールですから、久保先輩が恒例のショウをやるでしょうし、まあいつものような会合になるでしょう。

 夏休みがありますので、案内は少し早めですが、次のような予定で第11回高高神田会が開催されますのでご案内申し上げます。

 開催日時:平成12年9月1日(金曜日) 午後6時29分

 場  所: シャン・ドゥ・ソレイユ(ひまわり畑という意味)
       千代田区内神田1-10-6  Tel 03-5281-0333


 わが神田会のメンバーで、ベルギーという国が、どこにあるんやなんてことを言うような方はいないはずですが、然し、ベルギーといっても、ブラッセル、小便小僧、フランダースの犬.........、これ以上にどこまで知識があるかと言われたら、少し考え込まざるを得ないようにも思います。

 当日は、小便少女の紹介だけでなく、広くベルギー全般の紹介もあります。
 勿論、ビールの紹介もあります。

 過日、佐藤さんと中山君とで打合せをやりました。

 ベルギーの代表的なビールも試飲してみました(実にうまかった)。

 ビールを飲みながら、少しベルギービールの話を聞きました。

 ベルギービールには実に800種もの銘柄があるそうです(1000年の歴史に加え、トラピスト修道院を始めとする100の醸造所がこの800銘柄を生んでいるそうです)。

 ビール瓶も、ワインのドデカイ瓶よりもデカイビール瓶があったり、また、ビールの銘柄によって、それに相応しいグラスの形態が決まっていたり、焼酎よりも濃度の高いビールがあったり、果実、ハーブ、スパイスの入ったビールがあったり、その多彩さは驚く程であります。

 ビールというのはこんなものだったか、と皆さんのビールという言葉のイメージが如何に貧困であったか、如何に狭い経験に基づくイメージだったかが痛感されることでしょう。

 また、ベルギービールの選択においても、料理に合わせてビール選びをしなければならない、なんてこともいうようです。
 正に、あのフランスワインの御託と同じような文化があり、ベルギーのビール文化も中々のものです。

 「禁断の果実」というビールがあり、これを中山君が飲んで、実にお気に召されていました。

 皆様は、この名前からどんなビールを想像されますか?

 一杯飲んでみたいと思いませんか?

 ビール談義では、佐藤さんから、最近若者がやる「一気飲み」は、実は、明治時代に、善通寺で始まったことも聞きました。

 平賀源内や坂本龍馬は、ビールを飲んだだろうか?

 こんなことが、今度の会で佐藤さんの研究成果として発表される予定です。

 こんな具合ですので、次回の神田会も、格調高く、教養に満ちた内容で、しかも、外観は高松弁の騒々しい単なる酔っぱらい集団の会合になりそうです。

 なお、今回のレストランは、テレビ等で紹介されている評判のレストランです。
 佐藤さんがビールに合う美味しい料理を注文します。
 それでいて料金は、さすが神田という料金になります。


 そんなこんなで、次回のベルギービールの夕べは、ベルギー文化に興味のある方も、日本のビール史や修道院に興味のある方も、ビールを飲むこと自体に興味ある方も、飲んで騒ぐのが趣味の方も、美味しい料理に目のない方も、いつものように美人になりたい女性の方々も、是非とも参加しなければならない会合となります。

 また、神田会の会員も、その家族も、家族予定者でも、楽しいときを過ごしたいという方はいつものように参加して下さい。


 いよいよ夏が盛んとなりますが、夏好きの方は余りを無理しないで程々にご活躍戴き、夏嫌いの方は夏を積極的に楽しんで戴き、少し涼しくなりつつあるが少しだけ(ビールが美味く感じる程度に)暑気も残る9月朔日、皆んなで大いに盛り上がって楽しいひとときを過ごしましょう。

 ほいたら、そのときにお会いしましょう。