徳島玉翠会8回総会

東京玉翠会の会員の皆様におかれましては、21世紀はじめの記念すべき第19回総会が7月14日に開かれますことを、心からお祝い申し上げます。
今春、高松・徳鳥問の高速道路が全開通し、所要時問も1時間と随分短縮されました。高松から京阪方面への高速バスも盛況のようです。

さて第8回徳島玉翠会総会は、平成12年11月19日、ホテルクレメント徳島で玉翠会本部から副会長の岩部、南両氏、母校からは秋山校長先生、石田、浜野両先生のご来徳を得て開かれました。
席上、松浦健司初代会長の後任として、私が次期会長に就任いたしました。

例年、総会参加者は40名前後で、こじんまりと纏まっており、会食しながらの談笑も時間はあっという間に過ぎてゆきます。
これからの運営方針としては総会、会誌発行等において若い方々のさらなる参加を呼びかけるつもりです。

なお、去る2月17日、母校を訪ねた折、秋山校長先生、寺師先生のご案内を頂きましたが、高々生の文武両道の活躍ぶりを伺ったり、玉翠会館で偶々、年1回の茶会が開かれていて、生徒諸君のサービスを受けたり、また、モダンな校舎の前庭のベンチに旧校舎階段の木製手摺が利用されていたりと、懐かしいひと時を過ごしました。

私事で恐縮ですが今春、38年問在職した徳島大学を定年退官いたしました。辞める直前に3年制医療短大から4年制医学部保険学科への昇格が決まり、四国地区、ことに徳島80万県民の期待は大きいようです。
高々時代に書道部で少々、書の真似事をしておりましたが、医者になってから時折、学会の垂幕などを書いていたものですから、保健学科の看板書きを頼まれています。

書といえば徳島の朗報として、平成14年開館を目指して徳島市内に書道美術館が建築中です。全国的には250個所あるそうですが、阿波所縁の書家(貫名菘翁、小坂奇石、中林悟竹)の作品を主にして特徴を出すとのこと。
これからは健康の許すかぎり、高々時代より40年余の空白を埋めるべく、墨香に親しみ、多くの名跡・能書に接したいものです。
ちなみに、昨年は四国空海展で真筆を拝見できました。

徳島玉翠会にとっても、21世紀の初頭に当たり、何らかの新機軸を打ち出すべく模索中です。今後とも、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

徳島玉翠会会長 磯部淳一 29年卒