四国の東端、徳島の地から東京玉翠会の第15回総会開催を心よりおよろこび申し上げます。
今年もまた"日本一"の同窓会規模で、多くの高々OB、OGの皆々様が、楽しく、にぎにぎしい時間を過ごされることでしょう。昨年の総会に列席させていただきましたので、あの華やかな会場風景が今年も再現され、より趣向を凝らした集いになるのだろうと、想像をたくましくしております。

それに引きかえますと、わが徳島玉翠会は会員数も400人余り、総会もやっと昨秋で4回目という、新生児の域を出ないような幼い会であります。
ただ、こぢんまりした会はそれなりに利点もあるもので、その気になればすぐ連絡が取り合えて、お互いに会うのも簡単。親近感が強い分だけ、会のまとまりもいいというものです。母校から一時間余りの近場なので、総会の折りにも気楽にご臨席を仰げる地の利を得ています。

平成8年11月10日に、JR徳島駅ビルのホテル「クレメント徳島」で開いた第4回総会には、母校から松橋校長、山田泰三教頭両先生、真鍋康子先生のほかに、玉翠会副会長にご就任間もない脇和子様もご参加していただき、暮れなずむ徳島市の中心街、その背後の四国三郎・吉野川や眉山の秀景を愛でながら、歓談の何時間かを過ごしました。

3年目にしてやっと会報発刊にこぎつけましたので、その内容充実と発行回数の増加が今後の課題であります。
来春にはいよいよ明石海峡大橋が開通し、大鳴門橋、瀬戸大橋を経て、高松・岡山・京阪神・徳島をつなぐ周遊、交流ルートが完成しますので、環瀬戸内玉翠会ネットワークで何か催しでもやろうと思えばできる可能性も生まれました。

と、まあ夢を広げながら、最後にもう一度、東京玉翠会のご盛会と、ますますのご隆昌をお祈り申し上げます。

徳島玉翠会会長 松浦健司 26年卒業