徳島玉翠会会長 松浦 健司

平成5年5月15日、徳島王翠会が誕生しました。
王翠会報第14号に「懐妊」から[出生]までのいきさつを書きましたので、お読みになった方はすでにご承知かと思いますが、簡単に紹介させていただきます。

昭和44年卒業で現在徳島県議会議員の長尾哲見氏が「今年、母校では高松高校(高中、県女)創立百周年の記念行事が盛大に行われる。徳島は隣県、卒業生はかなりいるはず。この機会にその組織化を図りたい]と、同級の渡部荘三氏はじめ何人かの知己に呼び掛け、調べてみました。
その結果、大正12年卒業の大先輩で県農協中央会長を長年努められ、現在も「徳島の文化を進める会」会長など多方面にわたって活躍されている井口貞夫氏(現・徳島玉翠会名誉会長)を筆頭に、県内各界で活躍している卒業生がおよそ400人もいることが分かりました。
そこで、名簿を頼りに案内状を差し上げ、口コミでも伝えてもらった結果、40余人の出席を得て徳島玉翠会を発足させることができました。
母校から杉岡校長先生(当時)も駆けつけて下さり、参加者一同「来年は、より盛大な総会を持ちたい」と言い合ったものでした。

その来年があっという間にやってきて、さる5月21日、徳島駅前の阿波観光ホテルに、高松高校長にご就任間もない松橋校長先生らお三方、岡山玉翠会の入船事務局長さんの来賓ご出席を仰ぎ、会員40余人が集って第2回総会を楽しく開きました。

今年の総会の『目玉』は、県知事ご夫妻の出席。「これからも、高高卒業生が徳島をリードする要職にどんどん進出してほしいものです」とのご祝辞をいただいた後、出席者一同と歓談する和やかな会場となりました。
というと、いかにも徳島王翠会の顔が利くようですが、種明かしをしますと、知事・圓藤寿穂氏、とよ子夫人ともに高松高校昭和37年卒業のわが会員なのです。運輸省審議官だった寿徳氏は昨秋の知事選挙でご尊父、圓藤眞一氏(元香川大学学長)の出身地徳島から出馬、快勝していま県政に新風を吹き込んでいるところです。
ほかにも、徳島大学、徳島文理、四国両大学、大塚製薬、ジャストシステムなどで要職に就かれている方がたくさんいらっしゃいます。いずれも徳島の産・学・官をリードし、推進する大きな力になっています。

まだやっとよちよち歩きを始めたばかりの徳島玉翠会ですが、このように多士済済の会員ぞろいです。近い将来、東京、関西、岡山玉翠会にも認めていただけるようなユニークな活動ができるのでないか、いや、しなければならないと考えているところです。
どうか、よろしくご指導下さい。