関西玉翠会会長
樋口 順一(昭和34年卒)


東京玉翠会第29回総会の開催を心からお慶び申しあげます。平素は、関西玉翠会の活動に対して暖かいご支援を賜り、厚くお礼申しあげます。
このたびの東日本大震災により犠牲になられた皆さまに、慎んでご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方々に心からお見舞いを申しあげます。関東地区もかなりの被害があったと伺っております。一目も早い復旧、復興を願っています。

関西では、平成7年に阪神淡路大震災を経験いたしました。
関西玉翠会総会を例年通り行うか否かが議論となり、当時担当幹事の昭和39年卒の皆さんは会員が元気になるために、開催すべしの結論を出しました。被災された会員からの近況報告に、自身が被災しながら他の人達を気使う文面が多かったことが、印象に残っています。

さて、開西玉翠会ではこれまでのクラブ活動に加え最近各種のクラブが発足しています。
「関西うどん部」もそのひとつです。讃岐の出身者であれば、いかなる内容を活動目的にしているか、想像して頂けると思います。お酒の愛好者は「酒飲み部」とは言わず粋な名称のもとに集われていることが多いようですが、ストレートに「うどん部」の名称です。
同窓の縁により集い、集いがまた異なる縁を結ぶのは楽しいものです。
クラブは、もともと「ひとつの目的を以って集合するもの」の意味を持ちます。明治のはじめに英語のクラブを「苦楽部」と表記し、苦楽を共にする意を表していました。しかし、[苦]の字はおもしろくないということから「倶」の字を当てて「倶楽部」と表記するようになったそうです。
集いの場は楽しくなければということでしょう。

クラブ活動は、同好の士が卒業年次にかかわらず集います。世代を超えた交流と日常からの開放感もあり、楽しくくつろいだ場が出現していると思います。
その場で生まれてくるのは明日への元気です。

本年の関西玉翠会総会は、10月22日(土)16時からホテル阪急インターナショナルで開催の予定で、昭和55年卒の幹事さんの企画がすすんでいます。
終わりになりましたが、東京玉翠会の益々のご隆盛と会員の皆様のご健勝を祈念申しあげております。