本年も東京玉翠会総会が盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
また、平素は、関西玉翠会の活動に対してご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

昨年11月10日開催の関西玉翠会総会において藤井義弘会長が退任され、顧問になられました。そして不肖私が後任の会長を仰せ付かりました。大先輩の後を継ぐには極めて力量不足ですが、前会長を初め諸先輩方のお力添えを得て、微力ながらお役に立てるよう尽くしていきたいと決意いたしております。
皆様のご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
なお、同総会において島田清隆副会長が顧問になられ、後任に岡健氏が選出されました。

関西での玉翠会は、昭和38年に母校の創立70周年に際し、当時の関西電力・芦原義重社長、辰巳商会・太田誠三郎会長が中心になり、玉翠会京阪神支部として第1回の公式な会合が持たれたことに始まります。

但し、それより3~4年前の昭和34~35年頃から有志の集まりがあったとのことです。その後、芦原支部長のもと毎年会合が持たれました。
そして母校創立101年目となる平成6年に、関西玉翠会に名称が改められました。

この年9月4日に関西国際空港が開港しています。母校の「新たな100年に向かっての出発の年」であり、関西が世界への玄関とLで飛躍Lようとする年に、関西玉翠会に改称されたことは、その出発に相応しい年であったと思われます。

しかし、翌年平成7年1月17日に、淡路・神戸地域を震源とする震度7の激震に襲われ、関西玉翠会会員の多くの方が被害を受けられました。
このためこの年の総会の開催が危ぶまれることになりましたが、当時担当だった昭和39年卒の皆様の多大な努力により「被災会員を元気づける会にしよう」と、無事総会は10月21日に大阪全日空ホテルで実施されました。
その時発行の関西玉翠会会報第2号には「阪神大震災と玉翠会会員」と題して、被災された会員の近況が記録されています。
同総会で関西玉翠会第二代会長に藤井義弘・当時日立造船会長か就任され、芦原義重初代会長は名誉会長になられました。

15回目という節目を迎えるに当り関西玉翠会の発足時の様子をご紹介しました。

現在会員数は約4000名、総会参加者数は年々増加し、400名に達しようとしています。
関西玉翠会のホームページも開設して8年余となり、毎年発行される会報の内容も充実し、会員相互の情報交換の場となっています。
本年は昭和52年卒の方々が主幹事となり、10月18日(土)に「ホテル大阪ベイタワー」で「咲かそう!青春の花」を総会テーマに開催予定です。

最後になりましたが、東京玉翠会の益々のご発展と、会員の皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

関西玉翠会会長
樋口 順一(昭和34年卒)