平成10年度は幹事多忙につき休会しました。
 今年度(平成11年度)は、6月19日(土)、囲碁サロン「喜楽」にて開催致しますが、プログラム原稿締切に間に合いません。したがいまして、平成10年度同好会の報告に代えまして、コンピュータ囲碁等の報告を致しますのでご容赦下さい。

1 インターネット情報

 インターネットホームページでは、15の国際プロ将棋、20の日本のプロ棋戦の進捗状況、成績、囲碁イベント情報、免状の取り方、囲碁ルール、囲碁問題集、棋譜、新聞の囲碁情報などが紹介されています。
 また、インターネット国際碁会所が5つあります。
 パソコン上で世界中の人と24時間いつでも対局できます。

 私も体験を試みましたが、対局ソフトのダウンロードに手間取り、まだ対局に至っておりません。いずれ挑戦したいと思っています。

 そのほか、日本棋院をはじめとして個人、会社、各種の団体ホームページがあり、催しもの、活動内容、囲碁フォーラムを掲示しています。
 最近、日本棋院のホームページに段級位認定試験問題が出されていました。
 囲碁データベースでは、囲碁ゲームソフト、囲碁の本、囲碁の道具や碁会所(ただし碁会所がホームページを持っている所に限る)の紹介をしています。

2 パソコン囲碁ネット

 インターネットではなく、パソコン通信で、囲碁ができる囲碁ネットというものがいくつかあります。また、必ずしもパソコンがなくても、専用のゲーム機を導入すれば参加できます。

 これらの囲碁NETには、サンサン、Go-NET、RINS、Go碁、G&Sなどがあります。
 加入して必要機器を揃え、入会金、年会費、対局料(不要のネットもある)、電話料金を払えばいつでも、棋力の会った人と自宅で碁を打つことができます。

 費用は囲碁ネットにより多少違います。私は、サンサン囲碁ネットに加入しました(月会費2800円、対局毎に電話代1000円くらいです。)。
 INSはパケット通信ができるように加入する必要がありました。
 まだ入り立てですが、チョット暇なときいつでも自宅で全国の人と碁が打てるよことは素晴らしいと思いました。

3 コンピュータ囲碁ソフト体験報告

 さて、チェスでは、コンピュータが人間を越えたことが、昨年報告されていました。
 将棋も2段位のソフトがあると聞いています。
 囲碁ではどうでしょうか?

 数年前、応昌期さんが、人間に勝つ囲碁ソフトに1億円の賞金を出していたことがありましたが、1億円獲得した話は聞いていません。
 現在コンピュータ囲碁ソフト同志のチャンピオン戦がいくつかあるようです。
 私も、“AI囲碁”、“NEWお気軽囲碁対局”と1998年世界チャンピオンの“世界最強銀星囲碁”を入手対戦しましたので、報告いたします。

 NEWお気軽囲碁対局では、コンピュータ側が最上級の設定で9子置き、私が白で、35目勝ちました。
 世界最強銀星囲碁においても、コンピュータ側は最上級レベルで8子置き、私が白で43目勝ちでした。
 後者は、最上級だと考慮時間が長く、上記の場合、コンピュータが考慮時間2時間12分に対し、私の考慮時間は23分で、時間制でも導入しないと、とても付き合いかねる程でした。
 したがって、コンピュータ囲碁ソフトの棋力はまだまだ5級くらいかと思います。

囲碁同好会幹事・横田義直(35年卒)