東京に出て、早 13 年。
 結婚もしていないのに、仕事にプライベートに、日々の忙しさに埋没しがちだ。
 が、そんな日々に、一服の清涼剤 ! とも言えるのが、東京玉翠会。

 仕事を離れて、 私は平成元年幹事として、他学年幹事の方々と親しくさせてもらっているが、今日は、そんな幹事のうち、「平成会」 ( 昭和63年+平成以降の卒業生が集う会。まだ飲み会の域を出ないけど、これからですよ、これから ! )の主要幹事を紹介しつつ、東京玉翠会のありがたさを考察したい。
 尚、ここでは、極めて勝手に、日経新聞風に「交友抄」と題しそれ風に書き競ってみた。

 「何、偉い人の真似しょんや。下っ端ちゃうんか !」 と外野からの声は上がるが、まあ、ものは試し ! 書き競ってみようではないか。

 まずは「平成会」ホントの幹事早川君(平成6年卒)。
 物事に ACTIV な彼は、社会人になって、更に磨きがかかり (何にかは想像にお任せしたい・・。)、その明るさが、昨年、「平成会」を発足させた。
 おかげで、私も平成の長老とおだてられ、年甲斐 (?) もなく、会長という「御神輿」にのってしまったが、その手腕はなかなかで、後輩ながら、目を見張る思いである。

 そして、この平成会を共に支えているのが、白瀬君(平成5年卒) と山口君(平成6年卒)。
 二人とも、そのルックスの良さに爽やかさを備えつつ、軽い冗談 (ホーントに軽いジョーク!) と共に、学年幹事として頑張っている。
 玉翠会をいい会にしようと一生懸命だ。

 仮長老ではあるが、そんな後輩達が玉翠会を下支えして張り切る姿は、若さへの対抗心が奮い起こり、高高の先輩でいられることに感謝する今日この頃である。

 また、そんな平成な後輩達の中で、華やぎを添えてくれるのが吉野さん(平成3年卒)。
 雑誌編集者として忙しい日々のようだが、その合聞を縫って、学年幹事としてキピキピ頑張る姿は、怠惰な方向に走る私を戒めてくれる、ありがたい存在である。

 もっとも、元気付けてくれるのは後輩達ばかりではない。
 そもそも、私を玉翠会に誘ってくれたのは、一級上の奥本さん(昭和63年卒)。
 5年前の初夏、全くの偶然でバッタリ出会い、その場で、「久しぶりやの。今度、玉翠会いかへんの?」と昔と変わらず、声をかけてくれたのがことの始まり。
 それまで、すっかり高高を忘れかけていた私であったが、今はこうして幹事までで担当させてもらっている。
 機縁の不思議さと共に、やはり、郷土の先輩というのはありがたいものだと感服する次第である。

 一人一人の仕事密度が高くなっている現代の東京。
 平成な若者も、ややもすれば、仕事中心の人間関係の中で、単調な日々に陥りがちだ。
 そんな日々を、起伏に富み、豊かにするものは何か。
 人により答えは様々だろうが、やはり、ごくごく自然な感情で結ぼれた人間のつながりは、人の心に癒しと励ましを与えてくれる。
 幸いにも、東京の高高卒業生には、母校を通じた結びついた「東京玉翠会」がある。
 平成会な若者withゆかいな仲間達としては、先輩達が発見・創造した、この「生きるヒント」に感謝しつつ、玉翠会が更に彩りを増すよう貢献していきたいと願う次第である。

 さて、今日は誰が来ているだろう。
 久しぶりの出会いの中に新しい発見もある。それもまた、人生に彩りを添えてくれる楽しさである。

追伸
 最後はなんか、伊集院静のウイスキーの宣伝ぽかったですね。
 まあ、まともな文章は佐治さん(平成3年卒) にお任せかな。という訳で、佐治さん、あとはよろしくね。

連絡先 斉藤利幸(H元年卒) t3saito@par.odn.ne.jp